ChatGPTが世界一わかりやすいダブルス戦術本と紹介する『The Art of Doubles』。 基本的なショットは打てる前提。具体的かつ戦略的に、ポジションの取り方、ショットの使いどきなど、状況ごとの判断を深め、定着させることに焦点を当てている。 洋書で邦訳本…
人類が古代に経験した最重要なできごとの一つは、国家の形成だった。国家は当初、都市が政治的に独立して機能する「都市国家」であったが、古代ギリシアのポリスのように長く機能し続けたケースは少なく、多くの場合、都市国家はより強力な国家に征服された…
困難や苦労があるから、いろいろ考えたり、想像力が広がり、よい人間関係を築く力がつく。幸せな人生は、よい人間関係によって築かれる。 幸せな人生は喜びにあふれている・・・けれど、試練の連続だ。愛も多いが苦しみも多い。それに、幸せな人生とは偶然の…
これからプロモーション、販売戦略を考え直したい自分にとって、素晴らしい教材でした。繰り返し確認したい箇所を備忘録として。 顧客のインサイトを捉える重要性 Unique Attractive Value(顧客に選ばれ続ける価値)の開発 UAV開発の3ステップ UAVの効果を…
「制度」は人々の生活における行動やインセンティブに影響を与え、国家の成功や失敗を左右する。 異なる制度を持つ隣国で生まれ育った2人を見てみよう。ビル・ゲイツは、アメリカ合衆国の学校制度で必要なスキルを身につけ、合衆国の経済制度が担保する低い…
ムラトグルーコーチが教えるフォアハンドレッスン。10分強の動画内で11個のポイントが示されるが、連動して行うことで、パワー、安定性、対応力のあるフォアハンドストロークになる、というもの。 体重を使う 準備がカギ 前に押す 短く構えて加速する 打球を…
本田健さんが勧める、50代にしておきたい17のこと、の目次。そして50歳のいま、自分なりにやりたいこと。 1. 残りの人生でやりたいことを決める 50代は、どう攻めていくかで決まる:意識的に、やりたいことだけ、やりたいやり方で、やっていく。迷ったら、無…
本書は「住宅設計を学ぶ建築系の学生向け」に書き始められたのだが、「もしかすると、これから自宅を建てようとする一般の人にも」これくらいの知識は身につけておいてもらっていいんじゃないか、と軌道修正され、解剖図鑑と相成ったらしい。 そして自宅を建…
古代グローバル文明とも言える青銅器文明崩壊後、人類が迎えた新たな岐路は鉄器の普及だった。このイノベーションは、社会の振れ幅をさらに大きくしていく。 2千5百年前ー鉄器の普及 トマ・ピケティは『21世紀の資本』で、超長期での経済成長の速度感を示…
各地に領域国家を成立させ、それぞれに必要な社会のあり方を選択し始めた人類は、古代グローバル文明を形成し、崩壊させた。これもまた、次代への試行錯誤の過程だ。 4千年前ー古代グローバル文明の形成と崩壊 紀元前3千年紀の青銅器時代に、エジプト、ヒ…
情報を記録するために、数千年の試行錯誤を経て文字体系を確立した人類は、各地に領域国家を成立させ、それぞれの社会に必要なあり方を選択して行く。 5千年前ー領域国家の成立 紀元前3千年紀、メソポタミアからエジプトに多くの領域国家が誕生した。マック…
温暖化した地球上で定住を拡大し、社会的な試行錯誤の幅を広げた人類が迎えた次の岐路は、情報の記録を可能する、文字体系を確立したことだ。 5千年前ー情報の記録 人類は数万年前から、動物の骨に刻み目をつけたり、洞窟に絵文字を描いたりして、ものごと…
認知能力が発展して言語を身につけ、仮説検証という独自の行動を始めた人類が迎えた次の岐路は、定住の拡大だった。 1万2千年前ー定住の拡大。 最終氷期が終わりを迎えて完新世という温暖な時代に突入し、それまで行ってきた狩猟採集が容易になるとともに…
人類が他のホモ属と一線を画すようになった最初の決定的な岐路。それは7万年前ごろ、認知能力の発展により、仮説検証という人類のならではの行動が始まったことだ。 7万年前ー認知能力の発展 ホモ・サピエンスの社会はなぜこれほど発展したのか。きっかけは…
高校で世界史を好きになってから30年以上が経つ。学校で使った世界史年表は、社会人になって引っ越してからもしばらく持っていて、たまに本棚から引っ張り出して眺めたことを覚えている。本の見開きをいっぱいに使っても収まる情報量には限りがあるので、年…
「本書は経済学の本であるのと同じくらい歴史研究でもある」とトマ・ピケティ自身が書いている通りで、経済学だけでなく、歴史や社会に関心がある人、長い本が読める人はみんな読んだ方がいい名作だ。文章は非常に平易で、有名な "r > g" に加えて2つほど数…
紀元前3千年紀の青銅器時代に、エジプト、ヒッタイト、ミケーネ、アッシリア、バビロニアなどの古代国家は地中海世界にグローバル文明ともいえる国際交易体制を築いた。それぞれの王国、帝国は地域の覇権を巡って争い、陰謀をめぐらしつつ、同盟や縁戚関係…
ムラトグルーコーチがホルジャー・ルーネに授けるバックハンドスライス12の教え。 体の近くでボールを捉える。ボールを前で捉えた場合、それ以上押せない。 ラケットは前へ振り切る。ラケットをサイドに振らない。 ラケットを長く前へ振る。腕が伸び切るまで…
完全な文字とはなにか。次に挙げる3つの基準を満たすものである。 意思の伝達を目的としている。 紙などの表面に書かれた、人工的な書記記号の集合体である。 意味を持つ音声、話しことばを系統だてて整理し、それに対応する記号を使っている。 文字はどこ…
人類学者のデヴィッド・グレーバー、考古学者のデヴィッド・ウェングロウの共著。「人類史を根本からくつがえす」という副題通りの書評を、作家のケン・フォレットが寄せている。「本書は、人類の歴史についてこれまで信じてきたことを全て爆破させる爆弾だ…
ムラトグルー師が教える、シングルスの中でネットに出てボレーを決めるために大切なこと。 ベースラインからネットへの出方 ファーストボレーでのネットへの詰め方 アプローチショットはどこに打つか ボレーを打つ際にもっとも大切なこと もうひとつ大切なこ…
ムラトグルーコーチのサーブの教え。彼はスライスサーブを推しているが、ダブルスプレーヤー、かつ基本的にネットダッシュをする自分にはスライスとキックの中間、トップスライスサーブが向いていると判断し、一部アレンジを加える。 1. 肩を回す 2. 手首を…
パトリック・ムラトグルーはフランス人のプロテニスコーチ。南仏にアカデミーを構え、トッププロからキッズまでを指導し、多数のレッスン動画をYouTubeやインスタにアップしている。 週末プレーヤーはコート上でコーチから学べる時間は限られるので、動画は…
自分と、自分にとって不可欠、もしくは避けては通れない人とのコミュニケーションをよりよいものにするスキルとして、確実に有効だと思う。ただし、もちろん本を一読して身につくものではない。試行錯誤の積み重ねが必要だ。 ガンジーの唱えた原則が「非暴力…
為末大さんは「死ぬまでに現代版の『五輪の書』を書いてみたい」と本書の執筆を始めたそうだ。自分も40年続けてきたスポーツで伸び悩みを突破して「熟達」を図るべく、五段階の教えを自分のテニス落としめるよう、試行錯誤の軌跡を継続的に更新していきたい…
中国国家主席を3期連続で務める習近平氏。彼が頭脳明晰で強い信念を持つ人物であることはよく理解できた。国民の「共同富裕」の実現を本気で目指し、権力欲の前に「共産主義」を心から信奉する人のようだ。だから余計に、彼がリードする中国は、国際情勢に…
これはすごい本だ。世界的ベストセラーが置き去りにした疑問に答えをくれる。 『サピエンス全史』でユヴァル・ノア・ハラリ氏が提唱した認知革命。革命的に脳の突然変異が起きたかは別として、約7万年前から4万年前に、ホモ・サピエンスに認知的な革新が起…
古代ローマがその絶頂期から衰退へと転じた瞬間とはいつで、何があったか?そんな瞬間があるとすれば、私たちは歴史的な大事件を思い浮かべる。蛮族の襲来によるローマ陥落のような。しかし著者らは、そのような大事件は衰退の結果でしかなく、原因は別だと…
本書で著者らは、人口動態の大変化が引き金となって、長期に渡る低インフレと低金利の時代が終焉を迎え、世界が高インフレと高金利の時代に突入していると主張する。洞察を個人の行動にどう活かすかをまとめてみる。 高齢化と労働力の減少がもたらす高インフ…
こんにちは、皆さん。今回は、『ローマ人の物語 ユリウス・カエサル編』と『キングダム』を読んで感じた共通点、カエサルと嬴政の下での大統一と政治体制の変革に焦点を当てて書いていきたいと思います。 大統一への挑戦 政治体制の変革と法の力 暗殺と後継…