ふつうの外資系父さん 人生に役立つ本100冊

仕事、夫婦、暮らしに、花も実もある楽しい読書

『ビジネスパーソンのためのクリエイティブ入門』Whyで動かす。盗んで返す。

クリエイティブとは、クリエイターのためだけのものじゃない。ビジネスマンのためのものでもある。 プレゼンテーションの目的は説明することでも、理解させることでもない。聞いた人の「感情を揺さぶる」ことである。 人はどうすれば動くのか、人を動かすク…

『DXの思考法 日本経済復活への最高戦略』DXで思索を深めたい人に。抽象化する。本屋にない本を探す。

「DXについて高次で思索を深めたい人は、経産省の誇る知性、西山圭太前経産省局長が書いたこの一冊を」と安宅和人さんがすすめていたので手に取りました。読みはじめると、なんて勉強家で頭のいい人なんだろうと、感嘆させられます。 破壊力のある変化を起こ…

『新九郎、奔る!』俺の主は俺だ!そうありたいもの。すごく面白い歴史マンガ。

北条早雲こと、伊勢新九郎盛時が主役の、ゆうきまさみ最新作。応仁の乱前夜、新九郎11歳から物語は進んでむのですが、1巻冒頭は、新九郎38歳が起こしたある事件の場面から始まります。 室町殿奉公衆、伊勢新九郎盛時!主命により足利茶々丸様の御首頂戴に参…

『いじめと探偵』高度な技術とプロ意識と優しさで、子どもたちの救いとなる

いじめを受けている子どもには、どこかに助けがあると知ってほしいし、いじめをしている子どもには、必ず報いがあると学んでほしいし、そういう社会でないと残念すぎる。 日本ではじめて、いじめ調査を請け負うようになった、著者の阿部泰尚さんが率いる探偵…

『Who Gets What マッチメイキングとマーケットデザインの経済学』人と人のニーズを適切にマッチさせ、自分や人々の暮らしをよりよくする

需要と供給のバランスが価格によって最適化されるのが、資本主義社会の市場の役割。では、モノやサービスの配分が価格で調整できない時はどうしましょう? 例えば公立高校の学校選択。はたまた腎臓移植。いずれも売買価格で調整するわけにもいきません。 マ…

『<インターネット>の次に来るもの』これからの未来の12の潮流を知り、対処しよう

著者のケヴィン・ケリーはテック系メディアの老舗、WIERD誌の元編集長で、テクノロジー界の哲学者みたいな人。 インターネットはどう社会を変え、世界はどこへ向かい、良いものになるのか、否か。デジタル社会の行く末を12の動詞に抽象化して示唆してくれ…

『10年後の仕事図鑑』3つのことを突き詰めること、自力x他力で問題を楽しく解決することの大切さ

2018年に出た落合陽一氏と堀江貴文氏による対談形式の本書。さらっと読んだ2年後に読み返すと、時代に私の理解が追いついたのと、私自身の変化で、メッセージがより胸に響きました。 自分のように四半世紀ほど働いてきた人間に、下記の2点は今後の働き方を…

『日本の医療の不都合な真実 コロナ禍で見えた「世界最高レベルの医療」の裏側』非常に深刻な医療費の使われ方と逆説的な希望

医師で医療経済ジャーナリストの森田洋之氏は、現場とデータの両方を見ながら、コロナ禍にある日本の医療の現状をこう例えます。 最強の戦力を保持しているにもかかわらず、それらを適正に配置する指揮命令系統を失ってしまったので誰も動けない。しかし敵は…

『海の底』成人男性から女子中学生までハマる潜水艦?小説

読み始めて9ページで度肝を抜かれる…あまりに意表を突かれ、すごく先が気になってしまいます。まだ裏表紙の内容紹介にも目を通していない方は、ぜひそのまま読み始めてください。 その1点に限って突拍子もなく、それ以外のストーリーはリアルに展開します…

『日本沈没』重い問いにしびれたのち、一周まわって楽観的に

タイトルだけはみんな知っている1973年発刊の古典的なパニック小説ですが、平成の震災を経験し、気候変動が大きな社会問題となっている今読んでみると、全く色褪せず、むしろ胸に迫ります。 手に取るまでは、昔見た映画ポスターのイメージか、天変地異や都市…

『すばらしい新世界』こんな未来もあり?考えさせられてしまうディストピア小説

こんな未来もありかもしれない… 副作用なく気分をあげる錠剤「ソーマ」や欲求を充足する「フリーセックス」。これは割り切ってしまえばユートピア? 生産性と安定をひたすら追求し、新常識に疑問を持たないよう、工業的にクローン生産され、機械的な刷り込み…

『すごい宇宙講義』物理が苦手でもブラックホールとビッグバンがわかる本

夜空の向こうに夢を馳せたこと、誰でもありますよね。ブラックホールやビッグバンって何なんだ、知りたいなと思ったことがある人も多いはず。 著者の多田将氏は素粒子研究の専門家。宇宙の専門家ではなくて、教えるのが飛びきり上手な科学者。宇宙を題材に科…

『ドラえもん ひみつ道具大辞典』あの道具の精神は2020年時点でここまで実現しています

40年前、私が子供のころから版を重ね続ける『ドラえもんのひみつ道具大辞典』。 成毛眞氏が『アフターコロナの生存戦略』で、成長事業を見定めた投資判断をしたかったらSFを読め、『ドラえもん』の世界も実現しつつあるものは少なくない、と書かれていて思い…

『アフターコロナの生存戦略』これからの働き方、生き残り方、楽しみ方

「生きる時代を楽しめ!」成毛眞氏からの一貫したメッセージを感じる本です。 アフターコロナをできるだけ前向きに捉えたいと思っている。 実際、何もかもが一度に変わったわけではなく、それまで水面下で始まっていた変化が顕在化した面もあるだろうし、ワ…

『ライフスパン』寿命じゃなくて健康寿命だから伸ばすことに意義がある!

デービッド・A・シンクレア氏はタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたハーバード医学大学院教授。 文章もすごくわかりやすく面白いのですが、小気味良いのは、健康な状態なしに「寿命」だけを引き延ばすのは罪、同じくらい「健康寿命」を長く…