外資系父ちゃん 人生が楽しくなる本100冊

仕事、夫婦、暮らしに、花も実もある読書

『10年後の仕事図鑑』3つのことを突き詰めること、自力x他力で問題を楽しく解決することの大切さ

2018年に出た、落合陽一氏と堀江貴文氏による対談形式の本書。さらっと読んだ2年後に読み返すと、時代に対する私の理解が追いついたことと私自身の変化から、メッセージが二つ、すごく胸に響いてきました。若い人が読んでも発見があるだろうし、自分のように…

『日本の医療の不都合な真実 コロナ禍で見えた「世界最高レベルの医療」の裏側』困難なときだが日本社会が変わる機会でもある

経済学部卒の医師で医療経済ジャーナリストの森田洋之氏。現場とデータの両方を見る著者は日本の医療を例えて曰く。 最強の戦力を保持しているにもかかわらず、それらを適正に配置する指揮命令系統を失ってしまったので誰も動けない。しかし敵はもう足元まで…

『海の底』成人男性から女子中学生までハマる潜水艦?小説

読み始めて9ページで、とんでもない設定に度肝を抜かれます。あまりに気持ちよく意表を突かれ、その先が気になってしょうがなくなります。まだ裏表紙の内容紹介にも目を通していない方、ぜひそのまま読み始めてください! その1点は突拍子もなく、それでい…

『日本沈没』重い問いにしびれたのち、一周まわって楽観的に

タイトルだけはみんな知っている1973年発刊の古典的なパニック小説ですが、平成の震災を経験し、気候変動が大きな社会問題となっている今読んでみると、全く色褪せず、むしろ胸に迫ります。 手に取るまでは、昔見た映画ポスターのイメージか、天変地異や都市…

『すばらしい新世界』こんな未来もあり?考えさせられてしまうディストピア小説

こんな未来もありかもしれない… 副作用なく気分をあげる錠剤「ソーマ」や欲求を充足する「フリーセックス」。これは割り切ってしまえばユートピア? しかし何よりも生産性と安定を重視し、新たな常識への疑問を持たぬよう、工業的にクローン生産され、機械的…

『すごい宇宙講義』物理が苦手でもブラックホールとビッグバンがわかる本

夜空の向こうに夢を馳せたこと、誰でもありますよね。ブラックホールやビッグバンって何なんだ、知りたいなと思ったことがある人も多いはず。 著者の多田将氏は素粒子研究の専門家。宇宙の専門家ではなくて、教えるのが飛びきり上手な科学者。宇宙を題材に科…

『ドラえもん ひみつ道具大辞典』あの道具も2020年時点でここまで実現!

私が子供のころからある、ドラえもんのひみつ道具大辞典。版をかさねて今でも子供たちに大人気。これらのひみつ道具たちが、2020年に実現してたりする? 『アフターコロナの生存戦略』において成毛眞氏が「成長事業を見定めた投資判断をしたかったらSFを読め…

『アフターコロナの生存戦略』これからの働き方、生き残り方、楽しみ方

「生きる時代を楽しめ!」成毛眞氏からの一貫したメッセージを感じる本です。 アフターコロナをできるだけ前向きに捉えたいと思っている。 実際、何もかもが一度に変わったわけではなく、それまで水面下で始まっていた変化が顕在化した面もあるだろうし、ワ…

『ライフスパン』寿命じゃなくて健康寿命だから伸ばすことに意義がある!

デービッド・A・シンクレア氏はタイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれたハーバード医学大学院教授。 文章もすごくわかりやすく面白いのですが、小気味良いのは、健康な状態なしに「寿命」だけを引き延ばすのは罪、同じくらい「健康寿命」を長く…

『そして、バトンは渡された』暖かい気持ちになる素敵な小説

母親が二人、父親が三人。親の死別や離婚が繰り返され、高校生の今は二十歳しか離れていない"父"と暮らす優子。悲しいこと、切ないことはたくさんあった。でも、周りからよく同情されるけれど「困った。全然不幸ではないのだ。」と思える彼女。 彼女との出会…

『ジャック・ライアンシリーズ』トム・クランシーによる最高のテクノスリラー小説

冷戦期に作家デビューしたトム・クランシー。軍事や諜報活動を扱うテクノスリラーとして、政府関係者にも評価されるほどリアリティがあるのですが、それだけにとどまりません。ハリソン・フォード主演で映画化されるほど魅力的な登場人物たち。そして何より…

『運転者』自分の機嫌は自分でとろう。小説として面白い自己啓発書

無料で読めるAmazon prime readingの小説の中でも評価が高く、七十代の方が「いくつで読んでも胸に響く」とコメントされていたのが印象的でした。 不運を嘆くばかりの四十路の営業マンが、不思議なタクシーとの出会いから変わっていくファンタジーです。 胸…

『pen 2020/11/1号 人生に必要なのは、心に響く本。』普遍的、だけど多様な視点、思考のスイッチを手に入れよう

雑誌なのでいつまでも手に入るものではありませんが、様々な好みの読書好きのみなさんに、いままで手を出していなかった少し新しい分野、興味を引く次の一冊に出会うきっかけをくれる特集でした。 本の紹介ではなく、本を読む意義、本の強みについて語られた…

『日本史サイエンス』神風や天才だけが理由じゃない。文系x理系的アプローチで「歴史の謎」を解明する。

日本史、世界史の「歴史の謎」。真実を知るにはタイムマシンが必要? いいえ、史料に基づく最大限合理的なストーリーと、基礎的な物理の法則に基づく証明、この2つを組み合わせることで、ここまで説得力のある仮説が生まれる。大いに楽しませてもらいました…

『父滅の刃』父親として、父性すなわち規範と方向性を示そう

やるべきことやってなかったな。本書を読んで自分は少し反省しました。 精神科医で作家の樺沢紫苑氏が父性をテーマに出した作品を、大ブームとなった『鬼滅の刃』にインスパイアされて加筆、改題して2020年に再版した本書。 中身を表しながらもキャッチ―なタ…