花も実もある楽しい読書

人生とテニスに役立つ本

2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『シン・ニホン』日本を再発明する提案書

「未来を予測するのに一番いい方法は、それを発明することだ。」パソコンの生みの親、アラン・ケイの言葉です。 待ったなしの状況にある日本を、ベストな形で再発明しよう。安宅和人さんは、本書で我々にそう呼びかけ、すこぶる合理的な提案書を示してくれま…

『ストーリーでわかる財務3表超入門』仕事にも効く、小説としても楽しい

「BS、貸借対照表」と「PL、損益計算書」。この意味するところを正しく理解せぬままにサラリーマン生活を続けてきましたが、コロナで家ごもりをしている間に、財務や数学も基礎を覚えると多くのことに役立つだろうと思い、手に取りました。 若手OLが起業を決…

『人生計画の立て方』+『私の財産告白』古き紳士から企業人の人生に効くアドバイス

著者の本多静六氏は、戦前戦後に活躍した東大農学部の先生で、日比谷公園設計、明治神宮造林、ベストセラー作家、さらには投資で大成功。そう説明すると縁遠い偉人に聞こえますが、本業のサラリーマン生活をまっとうしながら、仕事の知識、興味関心を少しス…

『ソロモンの偽証』怖くて、考えさせられて、爽快で面白い小説

久しぶりに読んだ宮部みゆきさんの作品は、中学生の娘に進められて。本当に、この人はなんてすごい物語を書くんでしょうか。初めて読んだ『模倣犯』は、夜の8時に読み始め、怖い思いをしながら朝の8時まで、夜通し読み続けたのを覚えています。この物語は…