花も実もある楽しい読書

人生とテニスに役立つ本

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

『哲学と宗教全史』哲学史・宗教史の流れと特徴がよくわかる

世界はどうしてできたのか、世界は何でできているのか?人間はどこから来てどこへ行くのか?何のために生きるのか? 我々の脳が現在の形まで進化した1万年前から、人間は考え続けてきました。自然科学や遺伝子、脳科学的に、一定の答えは出つつあるのかもし…

『魔球』大人も子供も感動する青春推理小説

東野圭吾さんが好きな中1の娘に「ちょっと怖かったけど、マスカレードホテル以上にオススメ!」と推された小説。マスカレードホテル自体が二人ともかなり楽しんだ本でしたし、娘からそのように薦められたら読まない訳にはいきません。読み始めたら止まらな…

『2030年の世界地図帳』に、仕事に役立つ未来年表リンクを追加

国連が2030年までに達成する17の目標として定めたSDGs(持続可能な開発目標)。これを足掛かりに、落合陽一さんのナビゲートで地政学、テクノロジー、データを見据え、これからの社会をどう生き、どう関わるべきかを学ぶ本。中身は、SDGsがカバーする幅広い…

『ゼロトレ』ゼロポジション意識だけで元は取れます

劇団四季やブロードウェイで活動していた石村友見さんは、激しい鍛錬や無理なダイエット等で身体を痛め引退。じっくり体をメンテナンスして回復していこうと、ある時訪れたNYのヨガスタジオでの講師の何気ない呼びかけが、本書のきっかけだそうです。 ではみ…

『周 理想化された古代王朝』歴史もニュースも一次情報にあたることが大事

キングダムでブームの戦国時代の少し前の時代。中国古代史研究者の佐藤信弥さんが、中国各地で出土した青銅器に刻まれた記録である「金文」を基にまとめた周代史です。専門的ですが「歴史的な事実と歴史認識」の差というものがわかりやすく理解でき、現代の…