人生と仕事とテニスに効く読書ノート

人生と仕事とテニスに効く本を、使える形で。

『The Art of Doubles』 上級を目指すアマチュアダブルスプレーヤーに

ChatGPTが世界一わかりやすいダブルス戦術本と紹介する『The Art of Doubles』。

基本ショットは打てる前提。具体的かつ戦略的に、ポジションの取り方、ショットの使いどきなど、状況判断を学べる。

いいバランスのダブルスチーム

  • 先にサーブを打つプレーヤーは、5−4、4−5という試合の局面でサーブを打つので、メンタルが強いプレーヤーに先にサーブさせる。

意思疎通をオープンに保つ

  • どちらが打つか迷う時は必ず「取るよ!」「お願い!」と声をかける。
  • 後衛が指示。ロブ追いなら「ステイ」「チェンジ」「下がって」。

コートポジションを学ぶ

攻撃的なコートポジション

  • 攻撃的なコートポジションの獲得が、全ポイントの第一目標。守備的ポジションは相手に強いられたものと思え。
  • ずらしフォーメーションが基本。後ろ寄りがクロスコートプレーヤー、前寄りがターミネーター。
  • まずはサーバーとレシーバーがクロスコートプレーヤー。仕事は、ボールをクロスコートに維持し、ターミネーターに決めさせること。
  • クロスコートプレーヤーは、常にセンターネットストラップを活用して、相手側のクロスコートプレーヤーと対角にポジショニングする。
  • ターミネーターはミラー、味方のクロスコートプレーヤーが相手に返球したら、鏡のようにネットをはさんで正面をふさぐ。鏡の端の湾曲のように、対面の相手がアレーに追いやられたら、アレーまでは行かずとどまる。
  • クロスコートプレーヤーはチャンスでネットに詰めたら、必ずストレートに決めに行く。クロスに決めに行った球をキャッチされたら、味方のターミネーターは反応できない。

守備的なコートポジション

  • 相手のロブで抜かれてツーアップに来られたら、二人とも下がる。ネット前に残ったらただの的。
  • ロブを拾ったクロスコートプレーヤーは、出来るだけ高いロブで返球し、味方が下がる時間を稼ぐ。
  • 対角の相手がスマッシュを構えたらベースラインより深く下がり、ネットストラップで構える。対面の相手がスマッシュを構えたら、ミラーでベースラインに踏み込んで構える。
  • ツーダウン、再度攻撃的なコートポジションを取り返すにはロブで抜くのみ。高いロブを打ち続ける。
  • 理想的なロブは、できるだけ高く上げて触らせること。高いロブは打ちにくい。抜こうとしたロブはアウトする。

賢いショット選択で勝つ

  • ポイント獲得率の高いサーブは、MAXから4分の3のスピードでいいのでセンターの深めに入れること。ワイドサーブは角度をつけて返しやすい。
  • レシーバーで大事なポイントが来たら、ストレートで早く楽になろうと迷わずショートクロスを狙う。
  • 厳しいサーブが来たら、高くストレートロブを打つ。
  • ストレートロブで崩したら、ネットにど詰め。パートナーがサービスラインの後ろでクロスコートプレーヤーに。
  • デュースコートプレーヤーは、ストレートロブリターンを攻撃にも使う。必ずネットに詰め、パートナーのスマッシュをお膳立てする。
  • 深くから深く、浅くから浅く、が原則。深くから深くに決め打ちすればミスを防げるし、浅くから浅くに打っていれば決まりやすい。
  • ファーストボレーのコース選択は2つのみ。クロスコートプレーヤーのアレー側の足元か、サービスボックスのTの字。
  • デュース側のファーストボレーでフォアに来たらアウトサイドボール。クロスコートプレーヤーの足元、アレー寄りに狙う。相手前衛に打ったら味方がやられる。
  • アドサイドの前衛は、低いボールが来たら、ラケット面を寝かせて下からスライスをかけて来た方向に安全策。浮いたボールが来たら相手前衛に向かって仕留める。相手前衛のラケットを狙わない。
  • デュースコートからファーストボレーをバックハンドで打つ際は、インサイドボールなのでセンターに打って構わない。
  • ファーストボレーで攻撃的なポジションをとれたら的が増える。相手が雁行陣なら、アングルを狙うか、相手前衛を超すショートロブだ。相手の動きは悪いが手元の処理がうまい場合は、センターだ。
  • チャンスボールを見極めるために、相手のラケット面を見ておくだけでなく、耳を澄ませ、ミスヒットの音にも注意を払う。おいしい機会を見つけたら、素早くボールに詰め、ターミネーターとして鋭くアングルに決める。
  • レシーバー側で0-40となったら、大胆な攻撃を仕掛けるチャンスだ。
  • うまくいってないときに、ハイリスクな球を打つのは壊滅的だ。
  • 実のところ、ハーフボレーはダブルスで最も大切なショットの一つである。
  • レシーバーが一番楽なのは一歩も動かなくていいサーブだ。サーブにはスライスかトップスピンか、いずれにしろしっかり回転をかける。
  • サービスブロックの内側から、どちらのアレーにも狙えるスマッシュを身に着けることは非常に重要。
  • 右利きなら、デュースコートでのスマッシュはスライスサーブのように、アドコートであればスピンサーブを思い浮かべて打つといい。
  • 完璧なドロップショットを打つには、ボレーにストロークの要素を持ち込む。しっかりとスライス回転をかけ、ボールの起動の頂点が自分たち側のコートに来るようにする。

ポーチスキルを身につける

  • パートナーのサーブの音が聞こえたらネットに真っ直ぐに詰め、ボールがインサイド、アウトサイド、どちらに入るかを見極める。
  • ボールがアウトサイドに入ったら、ポーチは忘れてミラーに専念。インサイドに入ったらセンターラインまで移動し、最低でもセンターボールまでカバーする。
  • センターラインで、さらに侵入してポーチするかどうかを決める。リターンが速すぎる、低すぎる、遠すぎると思ったら戻ればいい。
  • ワイドサーブが入ったら、まずはミラーでアレーをふさぐが、リターンがふわっとした球だったら、迷わず行く!
  • デュースコートのリターンがあまりに厳しいときは、ペアにワイドサーブを打ってもらう。だらっとしつつ、相手がリターンを打つ瞬間に、ポーチのそぶりだけして、全力で戻る。これを繰り返せば相手は必ずストレートを狙ってくるので、待ち構えておく。
  • ポジショニングで相手のリターンコースから2つのオプションを消す。サービスライン近くに立つことでロブの可能性を狭め、アレー寄りに立つことでストレートに打ちにくくする。そうするとポーチに行きやすいクロスコートリターンが来る可能性が高まる。
  • スマッシュが得意なら、ネットにど詰めして構え、ロブを誘う。
  • ポーチで狙う場所はボールに触る場所によるが、コート中央までならセンターのT。後衛とのポジションチェンジは無い。サービスラインを越えたらクロスのアレーを狙う。あくまでアレーで、相手前衛のラケットではない。

コート上の役割を理解する

  • 偉大なダブルスプレーヤーは自分だけでなくパートナーの仕事も理解して、パートナーが逆襲の心配なく役割を果たせるショットを打つ。
  • ファーストサーブを入れる。自分にできる75%ぐらいの、ちょうどいいペースのサーブを見つける。自分は、トス低め、サイドスピン重視なら入る。
  • サーブをセンターに入れれば、自分とパートナーは、パートナーのアレーを除く80%のスペースはカバーできることを認識する。
  • ファーストボレーは急がない。ワイドのサービスリターンには、しっかりと低く、クロスコートに返すことを心がけ、センターへのリターンはセンターに返す。ハーフボレーを避ける必要は全くない。
  • サーバー前衛であるターミネーターの役割は、まずミラーリング。サーブがインサイド、アウトサイド、どちらに入ったかを見極めてポジションを調整。ワイドに入ればアレーを守り、センターなら中央に詰める。
  • ボールの高さによってターゲットが変わる。低めにきたら、決してコースを変えずに、浅くから深く返す。十分に浮いてきたら、浅くから浅く、ターゲットを狙おう。
  • 相手リターンがアウトと思ったら「アウト!」とコールする。サーバーは向かってくるボールの判断が難しい。
  • リターンは、基本的には味方前衛の攻撃につなげられるよう、ワイドクロスコート、低め、サービスラインより手前を狙う。
  • リターンのコースはあらかじめ考えておくが、思ったよりサーブが、速い、回転がきつい、コースが鋭い場合、ディフェンシブなロブに切り替える。
  • ボールは必ず返ってくると思っておく。リターンを打ち終わったら、ネットストラップの義務が始まる。
  • リターナーの前衛は、リターンが返ったら相手のラケットの位置にミラーリング。これはポーチにもつながる。サーバーがネットダッシュしてこなかった場合はアレーも含めてケア。
  • サーバーがネットダッシュして来た場合、ペアのリターンが低く沈めば、どれだけワイドであっても、センターに詰めてポーチの準備をする。

力以外で支配する

上手い人はのんびりに見える

  • 飛んで来るボールを最後まで見る。飛んでいくボールは見ない。ボールを打ったら、見るべきは相手のラケット。ボールとラケットはいつか出会う。
  • 早めの準備に勝るものは無いが、準備時間は思った以上にある。①スプリットステップ、②体重移動、③ラケットスイング、これらをスムーズに行えるリズムを自分に叩き込み、その時間はあると自信を持つことだ。タン、タン、タン、だ。
  • 野球のエラーの多くは、ボールを捕る前に次のプレーを始めたために起こる。「ボールをガットの中に見ろ」「ボールから目を離すな」

速さ、深さ、緻密さの使い時

  1. 速さは短く早いラケットワークで
  2. 深さは長く遅いラケットワークで
  3. 緻密さはボールを優しく撫でる
  4. 早く長く打つと必ずアウトし
  5. 短く遅いとネットかチャンボ献上
  6. 長く遅いラケットワークでベースライナーからタイミングとスペースを奪い
  7. 早く短いラケットワークでネット際にいる相手から反応時間を奪う。
  8. 基本的な狙いどころは、いつも相手のラケットではなく手前の地面だ。

相手の好きなストロークを知る

  • 忍耐強く観察すれば、相手の「お気に入り」ショットに気づく。彼が違うことをし始めるまで、ずっとそれを使うと思っておけば良い。

相手のモーションに集中する

  • 相手のグラウンドストロークは、ラケット準備、腰の向きを見る。ボレーなら、ラケットの向きだけ見ておけばそちらに飛ぶ。一見難しそうだが、練習すれば一目でわかる。

コート内の動きの2つのルール

  1. スプリットステップを踏む。相手のラケットがボールを叩く音に合わせて踏む。自分がサーブを打つときだけ、サーブが弾んだら踏む。早めに停まってリターンの方向を見定め、また動く。
  2. アイススケートのように、打った方へ動く。すべてのアプローチは打ちながら前進するし、サービスリターンもファーストボレーもある種のアプローチショットだ。

勝つために身につけよう

  • ボレーの守備範囲は4分の3がバックハンドだ。守備的ボレーはラケット面を寝かせて下からスライスをかけることで安定する。このように打つには、右脇腹あたりの球はバックハンドボレーの方が打ちやすいことが分かる。
  • 全サーバーは、サーブが相手コートに着地したときにスプリットステップを。ローボレーとハーフボレーは必須な武器として練習しよう。
  • サーブにスピンは必須。トップスピンをかければリターナーは肩の位置で打たねばならない。スライススピンをかければリターナーは詰まらされるかペアの後ろまで振られる。