花も実もある楽しい読書

人生とテニスに役立つ本

完璧なボレーを打とう パトリック・ムラトグルー

ムラトグルー師が教える、シングルスの中でネットに出てボレーを決めるために大切なこと。

ベースラインからネットへの出方

相手のボールが浅くなったら、アタックして前に出る。ポイントは2つ。まず、出るべき浅さを決めておくと迷わない。私はベースラインとサービスラインの中間よりも浅くなったら出ると決めた。次に、アプローチはアタックである。しっかり深く打つ、もしくはしっかり滑らせる。

ファーストボレーでのネットへの詰め方

アプローチショットを打ったら、出来るだけ速く、打ったボールを追うように前へ詰める。そして相手が打つ直前に、スプリットステップを踏んでコンマ何秒かでも止まり、返球の方向を見る。

そしてまた、出来るだけ早く、前に走る。ネットに近ければ近いほど、ボレーは簡単になる。そしてボレーを打つときも止まる必要はなく、ヒットしてさらに1、2歩進む。

アプローチショットはどこに打つか

アプローチを打つ際に、クロスに打たない。オープンコートができて相手に攻められる。ダウンザライン、もしくはセンターに深く打つ。そして自分が打ったボールを追う。相手の返球可能範囲の真ん中で待つ。

ボレーを打つ際にもっとも大切なこと

速く走り、小さく振る。ボレーのスピードは足から来る。スプリットステップから1、2歩進んでボレーし、ヒットした後にもう1、2歩進んで足からボールに力を伝える。腕の振りは本当に最小限で十分。最も大切なのは足を使うことだ。相手のアタックに備える際も、小さくていいのでステップインする。自然とラケットは引かずに前で構えるようになる。

ステップインのタイミングは、相手がラケットを引き始めたとき。相手が打つ瞬間は着地して、どちらに来てもいいよう、ニュートラルに待つ。

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