ムラトグルー師が教える、シングルスの中でネットに出てボレーを決めるために大切なこと。
ベースラインからネットへの出方
相手のボールが浅くなったら、アタックして前に出る。ポイントは2つ。まず、出るべき浅さを決めておくと迷わない。私はベースラインとサービスラインの中間よりも浅くなったら出ると決めた。次に、アプローチはアタックである。しっかり深く打つ、もしくはしっかり滑らせる。
ファーストボレーでのネットへの詰め方
アプローチショットを打ったら、出来るだけ速く、打ったボールを追うように前へ詰める。そして相手が打つ直前に、スプリットステップを踏んでコンマ何秒かでも止まり、返球の方向を見る。
そしてまた、出来るだけ早く、前に走る。ネットに近ければ近いほど、ボレーは簡単になる。そしてボレーを打つときも止まる必要はなく、ヒットしてさらに1、2歩進む。
アプローチショットはどこに打つか
アプローチを打つ際に、クロスに打たない。オープンコートができて相手に攻められる。ダウンザライン、もしくはセンターに深く打つ。そして自分が打ったボールを追う。相手の返球可能範囲の真ん中で待つ。
ボレーを打つ際にもっとも大切なこと
速く走り、小さく振る。ボレーのスピードは足から来る。スプリットステップから1、2歩進んでボレーし、ヒットした後にもう1、2歩進んで足からボールに力を伝える。腕の振りは本当に最小限で十分。最も大切なのは足を使うことだ。相手のアタックに備える際も、小さくていいのでステップインする。自然とラケットは引かずに前で構えるようになる。
ステップインのタイミングは、相手がラケットを引き始めたとき。相手が打つ瞬間は着地して、どちらに来てもいいよう、ニュートラルに待つ。