毎日が、今より少し楽しく、心軽く、快適にすごせたらいいな。そう思いつつも心を煩わせている毎日を、「まあ、これも修行のうち」と気楽に受け流せるようになれたら、どんなにラクになるでしょう。そうなるための方法を「実践!」していこうというのが、こ…
浜松ピアノ国際コンクールをモチーフに描かれた、三人のピアノの天才と、彼らを取り巻く音楽を愛する人たちの物語。コンクール出場者である四人の葛藤や成長は、彼らの互いを想う優しさも相まって感動させてくれます。そして楽器に縁遠い私のような読者もワ…
睡眠ハウツー本は世の中に多いし、説得力のあるデータを揃えている本も複数あると思いますが、その中でもこの本はピカ一です。筆者のマシュー・ウォーカー博士は現カルフォルニア大学バークレー校の睡眠・神経イメージ研究室所長。世界をまたにかけ、睡眠、…
この物語はフィクションです。しかし、高知県庁におもてなし課は実在します。 という書き出しの本書。高知県出身の有川浩さんが、県庁おもてなし課から観光特使を依頼されたことをきっかけに生まれた作品。面白い小説であると同時に「地域活性化」や「企画の…
『還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか、とかつての悪ガキ三人組が自警団を結成。剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械いじりの達人の頭脳派・ノリ。ご近所に潜む悪を三匹が斬る!その活躍はやがてキヨの孫・祐希やノリの愛娘・早苗にも影響…
アジア人として初めて、SF界で特に名誉あるヒューゴー賞に輝いた中国人作家、劉慈欣のSF大作。ヒューゴー賞はかつてハリーポッターシリーズも受賞しているぐらいで、ストーリー性に優れたファンタジーを重視しているのかもしれません。物語の前半は、中国の…
世界はどうしてできたのか、世界は何でできているのか?人間はどこから来てどこへ行くのか?何のために生きるのか? 我々の脳が現在の形まで進化した1万年前から、人間は考え続けてきました。自然科学や遺伝子、脳科学的に、一定の答えは出つつあるのかもし…
東野圭吾さんが好きな中1の娘に「ちょっと怖かったけど、マスカレードホテル以上にオススメ!」と推された小説。マスカレードホテル自体が二人ともかなり楽しんだ本でしたし、娘からそのように薦められたら読まない訳にはいきません。読み始めたら止まらな…
国連が2030年までに達成する17の目標として定めたSDGs(持続可能な開発目標)。これを足掛かりに、落合陽一さんのナビゲートで地政学、テクノロジー、データを見据え、これからの社会をどう生き、どう関わるべきかを学ぶ本。中身は、SDGsがカバーする幅広い…
劇団四季やブロードウェイで活動していた石村友見さんは、激しい鍛錬や無理なダイエット等で身体を痛め引退。じっくり体をメンテナンスして回復していこうと、ある時訪れたNYのヨガスタジオでの講師の何気ない呼びかけが、本書のきっかけだそうです。 ではみ…
キングダムでブームの戦国時代の少し前の時代。中国古代史研究者の佐藤信弥さんが、中国各地で出土した青銅器に刻まれた記録である「金文」を基にまとめた周代史です。専門的ですが「歴史的な事実と歴史認識」の差というものがわかりやすく理解でき、現代の…
「ツァラトゥストラはかく語りき」など多くの著作を残した19世紀のドイツ人哲学者ニーチェ。本書をめくると、現代の私たちが楽しく生きるヒントがたくさんあるなと。訳もすごくいいのでしょう。全10章、190の言葉が1ページずつ掲載されています。特に響いた…
お弁当屋さんのアルバイト店員ちひろさんと、街の人々のふれあいや暮らしをほんわか描いたお話。元風俗嬢とあけっぴろげに語り、普段はのんびり、時々クールに活躍するちひろさん。ユニークなシニア揃いのお弁当屋さん。上辺の友人関係、家族関係に疑問を持…
Amazonプライムの読み放題対象、キンドルで格安購入もできる本ですが、1440分(24時間)を有効に使うための15のTIPSのうち、下記3つは、個人的に新たな気づきであり、特に1番目は実践しやすく有効です。 1.To Do リストをやめてスケジュール表に入れる…
初代事務局長の著者が、豊富なスポーツビジネスの知識とBリーグ設立の経験を踏まえ、成功するビジネスモデルのポイントをまとめた本。サラリーマンとしては、下記の3点が参考になりました。 1.新ビジネスの機会検討、計画立案時の留意点 2.権益統合でビ…