自分が挑むのは草トーナメント中級、市民大会B級。ベイビーステップのマルオ君たちのようにレベルは高くないけれど、試合に勝つ、という観点から読み返すと改めて響く箇所が多いマンガ。1−16巻、各巻から1箇所ずつポイントを抜粋。
- 1巻:ボールを迎えてリターン
- 2巻:自分の打ち方より相手を見る
- 3巻:3回戦を突破せよ
- 4巻:心も練習で訓練するもの
- 5巻:正々堂々、弱点を突く
- 6巻:全球が最後に前で決める狙い
- 7巻:身体が進歩すれば技も心も
- 8巻:パワーではなくパターンで攻撃
- 9巻:好きなことは頑張りやすい
- 10巻:1ポイントのスリルを楽しむ
- 11巻:いつも同じリズムのトス
- 13巻:全ての球をコントロール
- 14巻:チェンジオブペース
- 15巻:今日は最高の試合にしよーぜ!
- 16巻:飲まれたら、相手を見る
1巻:ボールを迎えてリターン
「迎えに行く」ってのはつまり自分から球に近づくことで体重をのせて球を打つこと!
逃げ腰で球を追い返そうとラケットだけを振り回してもダメだったんだ!
スライスのブロックリターン、球を待って手だけでスイングしても力無い球しか返らない。もしくは返りもしない。自分から前に踏み込んで行って体重をのせて打つことで沈むリターンが返せる。
2巻:自分の打ち方より相手を見る
相手が格上で、自分の打ちたいように打てない。練習どおりになんかできやしない。そんな時は。
右?左?前?後ろ?弾む?滑る?
相手を見ることで、次にやるべきことが見えて来る。
3巻:3回戦を突破せよ
たとえ草トーであっても、格上とあたり始める山場に変わりはない。そのために練習してきた、待ちに待った勝負!
4巻:心も練習で訓練するもの
ミスした時、疲れてきた時。そういう時ほど、いい時を鮮明に「思い出す」ことでベストの精神状態を作り出す。
5巻:正々堂々、弱点を突く
相手のためにも自分のためにも
正々堂々徹底的に弱点を探してそこを突かなきゃ
6巻:全球が最後に前で決める狙い
ビッグショットがなくてもいい。スライスでつないでチャンスを待つ、ロブで崩すんでもいい。ボレーを磨き、最後に前で決めるために、全球に狙いを持つこと。
7巻:身体が進歩すれば技も心も
身体が思いどおりに動くと球も思いどおりの所にいくのがよくわかりました
あと体力的にキツかったり精神的にヘコむポイントがあっても直後の20秒で回復できるからずっと新鮮な気持ちでプレーできました
トーナメントの2試合目、3試合目の疲れたところで大きな違いが出て来るし、年を重ねても思った通りのプレーを続けようと思えば、身体の維持、強化は大事。
8巻:パワーではなくパターンで攻撃
球をしっかり捕まえて正確にコントロールする。パワーがなくてもパターンで十分に攻撃になる。
攻めのコントロールのためにはボールを正確な打点で捕らえることが大事。
正確に打点を捉えるには闇雲に速くダッシュすればいいってわけじゃない
重要なのは最後の右足。球に近づけたら…小さいステップで歩幅を調整…右足がタイミングよく正確な場所に入れば…自然に打点が決まる!
9巻:好きなことは頑張りやすい
好きで向いてると思えることは、繰り返すことも練習を頑張ることも苦にならない。
スライス一本に絞ってテニスを続けていると、よく打ち込みたくなんないね、と呆れられることもある。自分は強い球を打ち込むことよりも、狙った所に球がいってポイントが取れることの方が気持ちがいい。スライス特化型も向いているんだと思う。
10巻:1ポイントのスリルを楽しむ
競り合った試合での大事なサービス、リターン、ファーストボレー。ミスれない状況で、勇気を持ってボールを押してコントロールできるか。1ポイントのスリルを楽しもう。
11巻:いつも同じリズムのトス
サーブは唯一、自分だけのリズムで打てるショット。それなのにトスがぶれていたらもったいない。いつも同じリズムのトスで、そこから打ち分けて行こう。
12巻:ファーストサーブの確率と勢いを両立
ファーストサーブ、3球に2球以上は入れるつもりで。ただし入れるだけではなく、しっかり決めたコースに打ち分けること。全て速くなくてもいいので、遅い球も混ぜて迷わせる。
13巻:全ての球をコントロール
スピードとパワーで上回る相手と対戦することはよくある。それでも、相手をしっかり見てボールに追いつき、意図を持って球をコントロールして自分のパターンに持ち込むことで、ポイントは取れる。
14巻:チェンジオブペース
ストロークのパワーで押し切ったり、フットワークのスピードで競り勝ったりは出来ない自分は、相手のテンポを崩す必要がある。それがチェンジオブペース。
一方で、スライスしか使わないとすれば相手の選択肢は一気に狭まることに。どうするか。
15巻:今日は最高の試合にしよーぜ!
大事な試合こそ、楽しもう。
16巻:飲まれたら、相手を見る
相手や試合の雰囲気に飲まれてしまったとしたら。コートチェンジの間にプレッシャーの要因を整理して、向き合ってみるのはいいかもしれない。そしてコートに立ったら、相手だけを見て、真っ向勝負。