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スライスだけで勝つ!ダブルス編 テニス漫画『BREAK BACK』より

スライス、特にフォアスラは守りのショット、消極的なイメージ。しかしある日、リターンをワンポイントで見てくれたプロコーチから「ダブルス中心で勝ちたいなら、リターンは全部スライスにしてはどうか」とのアドバイスが。

上条コーチに全部スライスで打てと言われた丸山君のように。。

BREAK BACK 3巻 全部スライスで打て

BREAK BACK 3巻 全部スライスで打て

もちろん誰にでも向いている訳ではなく、私の握りの厚いフォアがイマイチだったからだが、実際にスライスだけでダブルスを戦ってみると、これは磨けば有効!改めてBREAK BACKを読み返し、スライス勝負のコツと注意点を再確認。

スライスは関節をロックして打つ

そもそもスライスは関節をロックして打つショット…無意識に関節をロックしてるコイツにはちょうどいい(上条コーチ)

これは至言。注意点は、バックハンドとフォアハンドで、ロックを意識する関節が違ったこと。

バックハンドは、フェデラーを手本に解説するこちらの動画がわかりやすい。まず下図のようにラケットを肩の上まであげること(1分9秒)。体が閉じて開かなくなる。そしてフォロースルー時に肘関節をロックしてとどめること(7分9秒)。イメージは下図2段目で終了するぐらい、肘をロックして上から下に切る。フェデラーのスロー動画はまさにそうで、自分のフォームとの違いに愕然。。

BREAK BACK 3巻 スライスは関節をロックして打つ

BREAK BACK 3巻 スライスは関節をロックして打つ

フォアハンドスライスは手首を要ロック。ついつい体を開いて手首でアンダースピンをかけていたのが浮き球のチャンスボール供給の原因だった。。鈴木貴男プロによるこちらの動画がとてもわかりやすい。手首をロックするとブレないし、しっかり押さないとスライス回転をかけられないし押すことで勢いもつく。これは身につけねば!

ダブルスリターンは低くサイドに

スライスはボールのスピードに欠ける分、相手前衛に見極められるとポーチのえじきに。コースはセンターでは甘く、さらにサイド寄りに。白帯を狙って足元に沈める。

BREAK BACK 3巻 スライスは足元を狙え

BREAK BACK 3巻 スライスは足元を狙え

BREAK BACK 11巻 ダブルスのリターンは低く

BREAK BACK 11巻 ダブルスのリターンはできるだけ低く

スライスに絞る。コースを絞る。ポーチを封じるために時々やられてもいいからストレートリターンを決め打ちする。厳しいサーブは全部ロブで返す。そうしてボールを打つことだけに集中する。迷ったり無理をしたりすることで凡ミスにつながる。

ダブルスはサーブ、リターン、ポーチでほとんどのポイントが決まるので、リターンの成功率を高める。スライスリターンの長所はネットにつめてボレーにつなぎやすこと。これができれば勝率が高まるのは間違いない。

BREAK BACK 8巻 リターンは打つ場所を決めておく

BREAK BACK 8巻 リターンは打つ場所を決めておく

 

BREAK BACK、すごく面白くてためになるので、是非読んでみてください!