2020-01-01から1年間の記事一覧
非常に分厚い本だが、ストーリーの重要性を説くだけあり、やわらかな語り口と興味深い事例紹介で楽しく読める。著者がまとめるジャンルを超えた原理原則、戦略ストーリーの「骨法10か条」+1。 ①エンディングから考える ②「普通の人々」の本性を直視する …
フォームなど打ち方の指南ではなく、テニスの戦術、組み立て方を学ぶ本。試合前に読み込んで、その後に実践すると勝率が上がりそうな気がします。96の作法のうち、気になった21を備忘録も兼ねてピックアップ。特にタブルスは、ポジショニング、ポーチ、…
毎日が、今より少し楽しく、心軽く、快適にすごせたらいいな。そう思いつつも心を煩わせている毎日を、「まあ、これも修行のうち」と気楽に受け流せるようになれたら、どんなにラクになるでしょう。そうなるための方法を「実践!」していこうというのが、こ…
浜松ピアノ国際コンクールをモチーフに描かれた、三人のピアノの天才と、彼らを取り巻く音楽を愛する人たちの物語。コンクール出場者である四人の葛藤や成長は、彼らの互いを想う優しさも相まって感動させてくれます。そして楽器に縁遠い私のような読者もワ…
睡眠ハウツー本は世の中に多いし、説得力のあるデータを揃えている本も複数あると思いますが、その中でもこの本はピカ一です。筆者のマシュー・ウォーカー博士は現カルフォルニア大学バークレー校の睡眠・神経イメージ研究室所長。世界をまたにかけ、睡眠、…
この物語はフィクションです。しかし、高知県庁におもてなし課は実在します。 という書き出しの本書。高知県出身の有川浩さんが、県庁おもてなし課から観光特使を依頼されたことをきっかけに生まれた作品。面白い小説であると同時に「地域活性化」や「企画の…
『還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか、とかつての悪ガキ三人組が自警団を結成。剣道の達人・キヨ、柔道の達人・シゲ、機械いじりの達人の頭脳派・ノリ。ご近所に潜む悪を三匹が斬る!その活躍はやがてキヨの孫・祐希やノリの愛娘・早苗にも影響…
アジア人として初めて、SF界で特に名誉あるヒューゴー賞に輝いた中国人作家、劉慈欣のSF大作。ヒューゴー賞はかつてハリーポッターシリーズも受賞しているぐらいで、ストーリー性に優れたファンタジーを重視しているのかもしれません。物語の前半は、中国の…