花も実もある楽しい読書

人生とテニスに役立つ本

読んで上手くなるテニスの本『鈴木貴男のサーブ&ボレーレッスン』動画レッスンと本のポイントを組み合わせて習得

本自体は2008年初版と古く、鈴木貴男選手のサーブ理論も進化しているので、本と動画を合わせて見るのがベター。貴男プロのYouTube「速くて入るスライスサーブ」は秀逸です。ボレーのカギは「ボレーを後ろから見て技術を学ぶ」の動画がおすすめ。自分のクセのどこを改善すべきかが、本を読むことで理解することができました。

速くて入るスライスサーブ

貴男プロがたどり着いたスライスサーブの肝は、ボールを捉えるべきポイント。

「スイートスポットより上、少し内側」

ガット面上でこの位置に、回転をかけようと転がすイメージは不要で、ピンポイントで叩く。入射角は直角ではなく斜めに当てて振り抜くと、スピードがあって回転するサーブが楽に打てるようになります。

トスの位置は、楽に打てる高さで、自分に最適な場所をまずはボールを使わずに探しましょう。そこにちゃんとトスを上げられるように練習。

体のバランスは、打点と落下点が両方視界の端に入る程度のポジションで。極端に体を傾ける必要はありません。

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※重要な回です!速くて入るスライスサーブを貴男プロが伝授!すべてのプロ・アマに知ってもらいたい理論!【鈴木貴男プロ】【小野田倫久プロ】【テニス】 - YouTube

サーブの立ち位置とコース

ダブルスでも立ち位置はセンター寄りに。センターサーブの有効性を生かすため。まずはしっかりサーブを入れて、優位に立つ。ファーストボレーはそのあと。

デュースサイドのセンターとアドサイドのワイド、この2つのコースに確実にコントロールできるようになること。ファーストボレーは「良いタイミング」で打つことが大切で、ポジションは後ろでもOK。ダブルスではセンターは抜かれないこと。ワイドで抜かれたらしょうがない。

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スマッシュ

まずは横向きの体勢を作ることがスマッシュ最大のポイント

まずは横向きの体勢を作ることがスマッシュ最大のポイント

ボールが上がったら、まずは右足を引いて、横向きの体勢を作ること。これがスマッシュを成功させる最大のポイント。動くときは両手を右側にセットして動く。バンザイして動かずにクロスステップで動く。

落下してくるボールを見るときは、左手の外側から見るのがポイント(左手でボールを指すと、体が開きやすいのでダメ)。左手がちゃんと上がっていればサービスと同じように左腕、右腕の切り替え、リストが使いやすくなる。

ボレーのカギ4点+1

  1. ターン:テイクバックではなく、ターン。横を向くとその分ぶれるし時間がかかるので、ラケットは引かない。ボールとラケットが両方視野に入る程度にターン。杉山愛プロの「肩甲骨で引く」ターンの動画が分かりやすいです。
  2. ボールコンタクト:飛んでくるボールの高さに合わせてラケット面を優先準備。ボールが高ければ高く引いて、低ければ低く引いて用意する。ボールに身体や顔を近づけたりしない。特に脱力もしない。
  3. インパクト:手首はしっかりコックしたまま、手首を動かさずに二の腕を使い、ボールを引きつけつつも、打点に合わせて自分から打ちにいく。ミドルおよびローでもラケットを立てず、極端に自分の方へ引き込まない。
  4. フォロースルー:後ろから前の打ち方で、スライスのように自然にフォロースルーを付ける。左腕を同時に使う。ラケット面を振っているわけではない。ラケットを立てて押さない。手首のコックはロックしたまま、踏み込みで押す。
  5. リズム:スタンスの幅、スプリット、踏み込み、戻るをリズムを乱さず自分の形で繰り返す。

【鈴木貴男プロ】この角度から!? 『ボレーを後ろから見て技術を学ぶ!』動画内に+1ポイントあり。自身のボレーと照し合せて上達のきっかけに!! - YouTube

<フォアボレー>

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<バックボレー>

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