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「最高の人生と仕事をつかむ18分の法則」マルチタスクしない

全部をやろうとしてはいけない。大事なのは、やらないことを決めること。

この考え方をベースに、今年は何をする年か、今日は何をする日か、いまこの瞬間に何をするか、という3つの単位で、時間の使い方のヒントをくれます。

「すぐれた習慣は10もいらない」と最終章が表すように、自分に合うものを選び、ひとつでも本当に習慣化することが出来ればしめたもの。

私が取り入れたのは、マルチタスクはしない、ということです。

マルチタスクは実際には同時並行ではなく、タスクの切り替えを行なっている状態である。

それは非効率的で、非生産的で、ときには危険ですらある。

マルチタスクに走りたくなる誘惑に抗おう。

「多動力」という本が売れるように、複数のやりたいことを同時に進めることが大事だ、という考え方も有力です。

これらは必ずしも相反するものでなく、人生で複数を追うことはできても、同じ瞬間に出来ることは一つ、ということ。

メールに返信している間は会議に対してはOFF。この間の話題にはついていけてないし、会議のテーマの先行きに構想を巡らせることもない。隙間時間を有効活用したつもりで、実際には生産性が40%低くなっているらしいです。

コロナで在宅勤務を続けていると、会議中に人目が気にならないので、マルチタスクをやりがち。マルチタスクは大きなストレス原因らしく、ひどく疲れる日が続きます。著者はマルチタスクをやめると5つのメリットがあったと語るのですが、非常に納得がいきました。

第一に、愉快だった。とりわけそれを強く感じたのは、わが子と一緒に過ごしている時だ

第二に、自分の力が試されるプロジェクトに目覚しい進展があった。

第三に、私のストレスレベルが劇的に下がった。

第四に、自分にとってよい時間の遣い方でないと感じたものに対し、いっさいの忍耐を失った。

第五に、マイナス面がいっさいなかった。

最高の人生と仕事をつかむ18分の法則

最高の人生と仕事をつかむ18分の法則