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歴史・未来予測

『未来の年表』『未来の年表2』これから日本に起きる課題リスト。解決に貢献したい4つの課題。

著者でジャーナリストの河合雅司氏が書かれている通り、向こう50年の人口動態は大きくぶれることはありえません。2021年に50歳の人は約190万人。50年前は第二次ベビーブームで出生数は約200万人でした。2071年の50歳は絶対に81万人より少ないです。なぜなら2…

『新九郎、奔る!』俺の主は俺だ!真面目な青年の成長と応仁の乱の舞台裏を丁寧に描く歴史漫画。

北条早雲こと伊勢新九郎盛時が主役の、ゆうきまさみ最新作。応仁の乱前夜、新九郎11歳から物語は進みますが、1巻冒頭は、新九郎38歳が起こしたある事件の場面から。 室町殿奉公衆、伊勢新九郎盛時!主命により足利茶々丸様の御首頂戴に参上仕った! 主命かあ…

『<インターネット>の次に来るもの』これからの未来の12の潮流を知り、対処しよう

著者のケヴィン・ケリーはテック系メディアの老舗、WIERD誌の元編集長で、言ってみればテクノロジー界の哲学者。 インターネットはどう社会を変え、世界はどこへ向かい、良いものになるのか、否か。デジタル社会の行く末を12の動詞に抽象化して示唆します…

『日本史サイエンス』神風や天才だけが理由じゃない。文系x理系的アプローチで「歴史の謎」を解明する。

日本史、世界史の「歴史の謎」。真実を知るにはタイムマシンが必要? いいえ、史料に基づく最大限合理的なストーリーと、基礎的な物理の法則に基づく証明、この2つを組み合わせることで、ここまで説得力のある仮説が生まれる。大いに楽しませてもらいました…

『2060 未来創造の白地図』未来に希望を抱かせる秀逸なテクノロジーカタログ

未来を読み解く本として人気の『ホモ・デウス』では、データテクノロジーや遺伝子工学の発展が、後戻りのきかない格差や暴走をもたらすリスクが描かれました。本書で川口伸明氏はこう語ります。 ヒトは、神人になるのではなく、飽くなき冒険の旅を続ける存在…

『ホモ・デウス』歴史を通じて人類を発展させてきた方程式を考える

第一弾の『サピエンス全史』で、ノヴァル・ユア・ハラリ氏は、ホモ・サピエンス、人類の歴史を振り返り、認知革命、農業革命、科学革命が、が人類を発展させてきたことを段階を追って整理し、深く理解させてくれました。第二弾の本書では、認知、農業、科学…

『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』歴史を正しく学び、正しく使う。本書を読んで考えたこと。

日清戦争から太平洋戦争まで、日本人はなぜ戦争を選んだのか。本書は東大文学部教授で歴史学者の加藤陽子氏による、栄光学園歴史クラブの中高生との5日間にわたる対話式授業のまとめです。 日清、日露、第一次大戦、日中戦争、そして太平洋戦争。日本はなぜ…

『2100年の科学ライフ』一流の科学者が300人の各界トップと作り上げた未来予測の本

著者のミチオ・カクさんは日系3世のニューヨーク市立大学理論物理学教授。アメリカで有名な未来学者でもあります。 専門家が自分の意見をまとめた未来予測本や、各分野の専門家へのヒアリングによる本は色々あります。しかし、現役バリバリの科学者が、300…

『哲学と宗教全史』哲学史・宗教史の流れと特徴がよくわかる

世界はどうしてできたのか、世界は何でできているのか?人間はどこから来てどこへ行くのか?何のために生きるのか? 我々の脳が現在の形まで進化した1万年前から、人間は考え続けてきました。自然科学や遺伝子、脳科学的に、一定の答えは出つつあるのかもし…

『周 理想化された古代王朝』歴史もニュースも一次情報にあたることが大事

キングダムでブームの戦国時代の少し前の時代。中国古代史研究者の佐藤信弥さんが、中国各地で出土した青銅器に刻まれた記録である「金文」を基にまとめた周代史です。専門的ですが「歴史的な事実と歴史認識」の差というものがわかりやすく理解でき、現代の…

『サピエンス全史』人類史三部作。人類の歴史を整理し深く理解するところから始める。

歴史を正しく学ぶことは、将来を正しく選択することに役立つ。ユヴァル・ノア・ハラリ氏による人類史三部作、『サピエンス全史』で人類史を整理、深く理解し、『ホモ・デウス』で人類の将来に仮説を立て、『21 Lessons』でそれらの知見を踏まえて現代が直面…

『信長の原理』武将と企業人の共通点を感じる小説

垣根涼介さんの歴史小説。織田信長は、既存の枠組みに捉われずに戦争、商業、組織構築を刷新し、人材の効率的活用に尋常ではないレベルでこだわった故に成功したと描かれています。 戦国という社会が停滞しつつも勢力が均衡している時代に、他を圧倒する新し…

『ローマ人の物語』塩野七生さんによる最高の歴史エッセイシリーズ

ローマ人の胸の内を、定説とされる史実を超え、著者の解釈を踏まえて描かれる本シリーズ。塩野七生さんは、それゆえ本書は歴史書ではなく「歴史エッセイ」だと言います。 正当とされる歴史書でも、著者が生きる社会背景や本人の信条が必ず反映されるもの。近…