外資系父ちゃんがすすめる100冊

妻と二人の愛娘と暮らす40代外資系課長です。続く転勤、キャリアの壁、夫婦関係など、不惑を過ぎて惑う日々。教養、ビジネス、夫婦関係、小説、マンガ、心に響く読書を通じて、悩める40代が制約を乗り越えて自由を拡大する。本の中身を実践しつつ紹介します。

8. 一瞬の風になれ 佐藤たか子 <最高の部活小説>

 人生で読んだ中でももっともさわやかな、胸を熱くさせる青春小説。サッカー選手の夢破れ、高校から得意の足をいかして陸上部で短距離走の選手となった主人公が、転生のスプリンターである親友、部活の仲間たちやライバルと切磋琢磨する成長物語。

 学生時代、部活動に励んだ思い出を持つサラリーマンは多いはず。何とも懐かしく、あったかい気持ちにさせる小説で、3冊の長編ながら何度も読ませてしまいます。不器用ながらも才能を秘める主人公、天性の素質を輝かせながらも壁にぶつかる兄や迷える親友、才能に憧れつつ努力に励む陽気な部活仲間、頼もしかったり面倒だったりする先輩、後輩、気になる女子部員や立ちはだかるライバルなど、登場人物がまた素敵です。

子どもにも読ませたい小説ですね。

 

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)

一瞬の風になれ 第一部 -イチニツイテ- (講談社文庫)